信徒協の紹介

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 「名称」

 本会はカトリック名古屋教区信徒使徒職協議会と称し、事務所をカトリック名古屋教区センターに置く。   (名古屋市東区葵二丁目6番35号)
「目的」
 本会は第二バチカン公会議における「信徒使徒職に関する教令」に基づき、信徒がそれぞれの立場で神の愛に満たされたキリストの共同体をめざして信徒使徒職に励み、司教、司祭、修道者と連帯して全信徒の一致を図ると共に、現代社会の中でキリストを証し、この世の秩序を福音的精神で満たして完成するように働くことを目的とする。
「活動」
 本会はその目的を達成するために次の活動を行う。
①福音宣教および愛の奉仕と社会活動の分野において、教区および小教区を越えての連帯、
 協調をはかり、開かれた教会共同体としての信徒的活動を広域に、力強く推進する。
②各小教区および各ブロックの連絡情報交換・協力および啓発。
③信徒相互の研修・養成および親睦等の行事。
④教区宣教司牧評議会の活動に参画、推進する。
⑤その他必要な活動

 

 

「信徒協は司祭の仕事、信徒は司祭の司牧に従っていれば十分」との考えに長い間囚われていました。しかし、いま日本の多くの方々は、身近な信徒を通して福音を聞く以外にキリストを知る道が有りません。「信徒による宣教」が求められているのです。復活の主キリストを周りの方々に現し、キリストの光が社会の隅々にまでも照らすよう、また言葉によっても人々を、キリストへと導くことが求められています。
「信徒は洗礼によってキリストの体に、堅信によって聖霊に強められ主ご自身から使徒職へ任じられている」信徒使徒職教令は述べます。
御父と御子との愛の交わりに人々をお招きするのが宣教とすると、私ども信徒自身が神さまとの交わりを体験していなければなりません。信徒協は以下の事に取り組みます。

1. 愛されている神の子としてキリストとの豊かな生命の交わりを、聖体やゆるしの秘跡の内に体験すること
2. 生活と信仰が分離している現代社会の地域や職場での私どもの働きを、ミサの中で、キリストの御体と御血と一緒に奉献すること
3.神さまを排除しようとする現代の世俗化に対して、毎日の聖化と教会との絶えざる交わりを実現する「時課の典礼(教会の祈り)」を祈ること
4.信仰に閉篭るのでなく最も小さい人の中に居られるキリストに出会う「愛を実践」する
5.自らの信仰を説明できるよう、「カテキズムの勉強」をすること
「宣教する信徒・小教区」に刷新されるため、信徒協のこの取組に際して、司教様、小教区の主任神父さま方、愛するシスター方、各種委員会の方々からの、私ども信徒への協力と援助、祈りによるご支援を心からお願い申し上げる次第です。